※ネタバレ有り【エヴァンゲリオン考察】惣流アスカは本当にオリジナルなのか

皆さんこんにちは、ITeacherのkaiです。
新劇場版『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』はご覧になりましたか。

今回はシンエヴァのネタバレを含む考察、もとい私の妄想を綴りますので、未視聴の方はご注意ください。

今回の記事を書くに当たって
・TV/旧劇場版のことをまとめて旧劇と呼ぶ
・新劇場版 序 破 Q シン のことをまとめて新劇と呼ぶ

今回は、惣流アスカはオリジナル、つまりリリン(人類)ではないのではないか、という考察をしていきます。

新劇の式波アスカはクローンで、オリジナルは旧劇、もしくは新劇の惣流アスカであるという考察が世に出回っています。しかし、私はそもそも旧劇の惣流アスカすらもクローンなのではないかと考えています。

その根拠を見つけるべく、以下について考察していきます。

A10神経とパイロットの代替

旧劇ではA10神経を介して、エヴァ(母親)とパイロットがシンクロすることによって起動しているという設定でして。
つまり2号機の中にはアスカの母親の魂が存在するはずです。
しかし、リツコは旧劇で「後任を検討しなきゃかしらね」、新劇では「エヴァは実戦兵器よ?代わりはいるわ」という発言をしており、アスカでなくともパイロットになれるという言い回しをしてます。
アスカを刺激するための言葉かもしれませんが、その発言はA10神経の設計と矛盾しています。

また、レイはユイの肉体にリリスの魂が移植されたクローンであり、母親は存在していません。

このことから、クローン体は疑似的なA10神経によって母親不要エヴァとシンクロしているのではないか、と推測できます。

エヴァの暴走

エヴァ初号機にはユイの魂が存在しており、息子であるシンジの危機の際は暴走します。
エヴァ弐号機にはおそらくアスカの母親の魂が存在していると考察されていました。
旧劇のアスカの政府の軍隊やエヴァ量産型と戦闘する際の「ママそこにいるのね」という発言からも、アスカの母親の魂がエヴァ弐号機に取り込まれているのは可能性が高いと思われていました。

しかし、旧劇でも新劇でもエヴァ弐号機はアスカがピンチの時に暴走したことは一度もありません。

暴走しない理由としてはいくつか考えられます。

①弐号機は実戦型なので、「母親」という存在の魂を媒体に誰でも搭乗できるように設計されている。またそのため母親の魂は子を認識できないから暴走もしない。

②エヴァ弐号機はそもそもアスカの母親の魂が入っていない。

③アスカの母親の魂が存在しているが、新劇ではアスカはクローンである=本当の娘でないため、暴走しない。

アスカの魂が複数存在している?

新劇のシンエヴァでは式波アスカが弐号機に乗って13号機を停止させようとした際、アスカのオリジナルが存在しました。アスカの「シキナミシリーズ!?私のオリジナルか!」という発言からそう推測できます。

また、その際にカヲルも後ろにいたという方がいらっしゃいました。(私は確認できませんでした。また見直したいと思います(;’∀’))
オリジナルアスカが13号機にいたのか、弐号機にいたのかが不明ですが、13号機はダブルエントリーシステムであることと、アスカの「シングルエントリーじゃなかったのか」という発言からおそらくカヲルの魂とオリジナルアスカの魂によって13号機は動かされたのではないかと考えられます。

ただ、オリジナルアスカの存在のせいでの疑問が残ります。

式波アスカの魂は一体誰の魂なのか? です。

エヴァの世界では魂と肉体が存在しており、肉体は複製ができる(クローンが作成可能)が、魂は複製できないと言われています。

つまり、アスカのオリジナルの魂が13号機内に存在していたのならば、式波アスカには魂が存在しないはずです。しかし式波アスカは感情豊かであり、魂が存在しない個体とは思えません。

また、式波アスカの回想シーンでは大量のシキナミシリーズが存在しており、その中から優秀な個体のみを残したかのような演出がありました。
しかし式波アスカは幼少期から「誰かに撫でてほしかった」と感情を持っている=魂が存在しているように見えます。
さらに、完全に肉体のみを複製したのであれば、わざわざ大量の個体から厳選するほど個体差が出るとも考えにくいです。

ちなみに、アヤナミシリーズはリリスの魂を移植しているが、基本的に活動しているのは1体ずつ、その他の個体は魂がない(感情がない)状態と思われます。
9、10、11、12号機にはおそらく魂のないレイが乗っていますが、マリの「アダムスの器」という発言は、「アダムの肉体を複製したエヴァ」に「魂の入っていないパイロット」=「空っぽ」であるため、アダムスの『器』という表現になっているのだと思われます。

このことから、アヤナミシリーズは肉体のみ、シキナミシリーズは肉体と魂を精製するプロジェクトなのではないかと考えました。

旧劇アスカの生理、シキナミシリーズと旧劇

旧劇のアスカは生理がありました。そのことから旧劇の惣流アスカはリリス=オリジナルだと考えていました。
しかし、旧劇のアスカすらも、トラウマを植え付けた状態で生成されたクローンなのではないでしょうか。

『エヴァの暴走』で③アスカの母親の魂が存在しているが、新劇ではアスカはクローンである=本当の娘でないため、暴走しない。

と書きましたが、エヴァ弐号機にアスカの母親キョウコの魂が存在していたとしても、旧劇のアスカがクローン体であるならば、暴走が一切怒らない理由となりえます。

では、旧劇ではなぜ精神に影響を及ぼす生理などの機能を持たせたクローンであったのか、ですが、惣流アスカは魂を人為的に作り出すために、人間に限りなく近い状態で作られたクローンだったのではないでしょうか。

そして、その結果として精神が不安定すぎるためにエヴァのパイロットとして支障をきたした為、シキナミシリーズとして複数個体から厳選する方式に切り替えられたのではないかと考えました。

また、人為的に作られた魂であったため、旧劇のサードインパクトでLCL化せず、魂もガフの部屋に還らなかったのではないかと考えました。
旧劇の惣流アスカは、魂がガフの部屋に還らなかったため、世界が作り直された(ループした)新劇の世界に残っていたと考えられます。

そして新劇の世界でそれを知っているのは記憶が引き継がれながら命をループしているカヲルのみですが、カヲルはシンジのために、シンジが世界で二人きりで残ることを選ぶほど好きだった惣流アスカの魂を回収し、取り込んでいたのではないかと思います。

13号機のパイロット

式波アスカが弐号機でカヲルは13号機内でDSSチョーカーにより肉体が死にましたが、魂のみの状態となって13号機の中に残っていたと考えられます。

そのため、アスカが弐号機で停止させようとした際にカヲルとカヲルが回収していた旧劇の惣流アスカの魂によってダブルエントリーシステムの13号機を再起動、操縦したと考えられます。

なぜ、式波アスカ達の邪魔をしたのかについては、シンジをゲンドウと親子として会話させるため、さらにはシンジが世界を作り直すため=ネオンジェネシスを発動させるために13号機が必要だったからだと思われます。

また、Qにて、13号機はダブルエントリーシステムであるにも関わらず、シンジはカヲルを操作系統から切り離して1人で動いているように見えました。
これは、旧劇惣流アスカの魂がシンジが意思を持って行動しようとしていたため、それを助けようとカヲルから操作系統を奪い、シンジとアスカの2人で13号機を操っていたのではないかと思います。

旧劇惣流アスカは式波アスカを取り込んだため、旧劇の海に横たわる記憶と、ケンケンの記憶の両方を持った状態のまま、ケンケンの元へプラグごと射出されたと考えています。

最後に

ふう。今回もなかなか無理やりな妄想にふけってしました。たのすいね←

ばいばい(@^^)/~~~

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